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保護者の悩み

90分の授業で何をする? あおぞら作文教室の遊びながら「書く力」を育てる工夫

執筆日:2026.10.19 執筆者:眞野 玲子(あおぞら作文教室 塾長)
あおぞらクラスイメージ

「うちの子、90分もじっと座っていられるか心配で」

体験前の保護者の方からよく聞く声です。実はあおぞら作文教室の90分授業は、じっと座って書き続ける時間ではありません。15分ごとに区切ったカリキュラムの中に、遊びを意図的に組み込んでいます。今回は、その狙いと指導法を紹介します。

90分の授業は「15分×6コマ」に分かれています

90分間、ずっと作文を書き続けるわけではありません。短作文ドリルを軸に、間違い探しや言葉遊び、カードゲームや工作なども挟みながら、15分ごとにテンポを変えて進めます。

カリキュラムは月替わりで、200字の短作文に取り組む月もあれば、7〜8月には、読書感想文に取り組みます。子どもの集中力は15分ほどで切れてしまうため、飽きさせない工夫として面白いカリキュラムを間に挟んでいます。

なぜ授業に「遊び」の時間があるのか

お子様の脳は、遊んでいる時間に一番動いています。やらなければいけないことに取り組んでいる時より、興味を持って自発的に取り組んでいる時のほうが、吸収力は高くなります。

教室に来るお子様の7〜8割は、最初は作文が「嫌い」だと感じています。それはスポンジがヘルメットをかぶっている状態に似ています。知識を届けようと水をかけても、ヘルメットがあると周りに流れてしまいます。

そのヘルメットを外せる唯一の手段が「遊び」です。お子様が興味を持ってヘルメットを外した隙に、少しずつ、溢れないように知識を届けていく。それが、あおぞら作文教室の授業の考え方です。

添削で直すのは「たった3つ」だけ

隅から隅まで綺麗に直す添削は、子どもにとって「ダメ出し」に感じられてしまうことがあります。あおぞら作文教室では、最低限直すべきポイントを「作文がうまくなる魔法の3か条」として3つに絞っています。

1つ目は、話し言葉を書き言葉に変えることです。

「なので」のような話し言葉を書き言葉に直すだけで、文章はぐっと整って見えるようになります。

2つ目は、繰り返しを避けて言葉を言い換えることです。

「楽しかったです」を何度も繰り返すのではなく、「ドキドキしました」「友達とゲラゲラ笑いました」のように、同じ言葉が続かないよう言い換えることを重視しています。

3つ目は、長すぎる文を短く切ることです。

主語と述語が離れすぎると文章はわかりにくくなります。読書感想文やあらすじで文がどんどんつながってしまう子には、意味の区切りで短く切ることを教えています。

学年別の目標文字数の目安

「小学2年生なら、何文字書ければいいですか」とよく聞かれます。私の答えは、200字で十分です。書けたら立派です。

これは、多くのお子様を見てきた中で考えている「書く力の発達曲線」に基づいています。読書感想文の1200字や、遠足の作文の400字、800字、1000字といった長さは、本来は中学生の領域です。論理的思考力が完成するのは、中学2年生から3年生の間だと考えているからです。

目安は次の通りです。

小学生の間は「学年×100字」で十分で、小学4年生で原稿用紙1枚ほど書き、自分の意見や感想を伝えられれば、それで良いと思っています。

受験で求められる長さは、中学受験の作文が400字程度、高校の推薦入試が600〜800字程度、大学受験が800〜1600字程度で、多いところでは2000字程度です。こうした先々の長さを考えても、小学生のうちに無理に長く書かせる必要はありません。

作文力は国語の読解力にもつながる

作文で鍛えられる「考えて自分の言葉で表現する力」は、国語の読解問題にも活きてきます。読解問題は対象箇所を読み取ってまとめたり、選択肢と見比べたりする作業なので、アウトプットの力が上がれば読解力も伸びていきます。

私自身の指導経験では、算数の文章題や他教科の成績にも良い影響が見られたという声を、保護者の方からいただくことがあります。

まとめ

遊びを取り入れた90分授業、重点を絞った「作文がうまくなる魔法の3か条」、学年に応じた無理のない目標文字数。私たちの指導法は、「作文が苦手」というお子様の気持ちに寄り添いながら、着実に書く力を育てる工夫にあふれています。

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